ごあいさつ
聴覚や言語、会話に不自由さや不安を持つ方が、社会で暮らす中では、いろいろなコミュニケーションの場面があります。
病院や施設、家庭の中ではコミュニケーションができるのに、学校・職場・地域のつながり、友人や趣味の仲間など、社会の中では難しいという方も少なくありません。
それはコミュニケーションしている相手(社会の側)の障害に対する理解や配慮が足りないからです。
コミュニケーションは自分と相手がいて初めて可能で、お互いの努力や思いやりが必要です。
30年以上の言語聴覚士(コミュニケーション障害を支援する国家資格)の経験を基に、オンラインで相談室を開設しました。
<相談>
社会の言語聴覚障害に対する理解が深まるよう、その方に必要な配慮を一緒に考え、伝えます。
<講演>
コミュニケーションの障害は外見からはわかりにくく、理解することが難しい障害です。
聴覚障害、言語障害に関する社会全般に向けの説明を、簡単な体験をしながら、対応をわかりやすく伝えます。
<支援>
聴覚障害を対象とする言語聴覚士へ、臨床技術向上のための支援をします。 言語聴覚障害への理解が深まり、必要な方への支援が充実し、皆が暮らしやすくなることを目標に活動しています。
<社会活動>
SNSを使って以下の社会活動をしています。
- 健康維持や老化予防、介護予防
音声SNSのclubhouseで「言語聴覚士と一緒に」というクラブを作っています。
平日の朝8:35~8:50に言語聴覚士として簡単な運動や練習を紹介しています。
無料で誰でも参加可能、録音も1か月間は残してありますので、お好きな時間に聞くこともできます。
試し聞きだけでも結構ですので、お気軽に聞いてください。- 15分のくちドリル(月・水・金)
月曜は発音、水曜は発声と呼吸、金曜は食べる・飲みこむ(嚥下)に関係する運動をしています。 - 15分の耳ドリル(火・木)
難聴についての豆知識や聴き取りの練習をしています。
- 15分のくちドリル(月・水・金)
- 聴覚領域の言語聴覚士の求職と求人の支援
言語聴覚士の中で聴覚障害を専門としているのは2000名程度と言われ、他の障害に比べて非常に少なく、耳鼻咽喉科での就職先も少ない状況です。そのためTwitter「聴覚STの求職求人掲示板」で、言語聴覚士の聴覚領域に関する求職と求人について情報を公開しています。
https://twitter.com/SLHT9j9p
- 言語聴覚士の啓発
2016年からTwitter「言語聴覚士を知ってください」で、言語聴覚士の仕事や言語聴覚障害について定期的に発信しています。
https://twitter.com/mipbslht
略歴
- 都内の病院の耳鼻咽喉科で、言語聴覚士として成人の人工内耳を中心としたリハビリテーションを担当
- 国立病院の耳鼻咽喉科で、言語聴覚士として乳幼児から高齢者までの補聴器・人工内耳調整を含むリハビリテーションを担当
- 東北と北陸の言語聴覚士養成大学で、専任講師として聴覚領域の講義を担当
- 「きこえとことばのオンライン相談室 こもれび」を開設
- 国立病院の耳鼻咽喉科で育休代替職員として5か月半勤務(~本年8月)
<資格/会員>
- 認定言語聴覚士(聴覚領域)
- 介護支援専門員
- 日本言語聴覚士協会会員
- 日本音声言語医学会会員
- 日本聴覚医学会会員